「完璧主義」と「白黒思考」をやめられないのは、なぜ?

完璧主義者は、白黒思考とセットで語られます。

 「白黒思考」は、物事の選択肢を2パターンしか持たない考え方です。0か100か、みたいにね。

 この考え方、竹を割ったようで、気持ちよさそうに見える方もおられると思いますが、結構、損をする考え方のクセなんです。

 誕生日ケーキを作るとします。
 小麦粉や生クリームやイチゴなどの材料は、これでもかっ!と思うほど最高級品を使いました。

 きっとおいしいに違いない。 

 そして、最後の仕上げに、ケーキの真ん中にチョコペンで「Happy birthday」と書こうとしたそのとき!!

 「H」の縦線が、斜めになってしまいました。

 お金と時間を納得いくまでかけてきたのに、
 たったそれだけのことで、
 ケーキをゴミ箱に捨てることが出来るのが、
 白黒思考を持つ完璧主義者。

 なんてことでしょう……。
 残念のひとことで済ますには、あまりにも酷です。
 一般的には「もったいない」と思いますよね?

 でも、許せないんですよねー。
「失敗したけど、まっ、仕方ないかっ」という3つ目の選択肢がないので。

 この思考グセが自分の中に極端な判断しか許せなくなり、
「完璧主義」を産んでしまうんです。

 完璧主義になると、「完全無欠」を目指すようになります。
 そうなると白黒思考の考えグセは、どんどん純度を高めていきます。熱した鋼を叩いて叩いて、見事な刀にしていくのと同じです。

 さて、作ったケーキ。どうしたらゴミ箱行きにならなくて済むのでしょうか……?

 簡単です!
 白黒思考をやめれば、完璧主義も崩れていきます!

 とはいえ、白黒思考って、「クセ」なんですよ。
 皆様もなかなか注意していてもなおらない「クセ」、ありませんでしたか?

 それに、この問題を語るとき、知っておくべき重要なことがあるんですね。

 なぜ、白黒思考になり、完璧主義に突き進んでいったか、その理由です。

 端的に言うと、今の自分の状態は、そうならなければ自分を守ってこられなかった、という事情があったんです。
 そして自分を傷つけた何かは、未だ、心に突き刺さったままなんです。

 もし、完璧主義も白黒思考も止めたいと望むなら、その傷つけるものと闘って、生傷をカサブタにして、治していく必要があります。
 
 でも、それはとても怖いと思います。
 そうするには、相当な勇気が必要になります。

 なぜでしょう?

 それは、変化を嫌う脳とも闘うことを意味するからです。

 脳は、心を傷つけられたときから頑張って、やっと安心安全な場である「今」に落ち着いたんです。それなのにまた、あえて未知の世界に進んでいく。
 
 経験のない未来では、失敗することだってある。脳にとっての失敗は、大きなダメージになります。

 だから、生活に支障が出ていないのであれば、別にそのままでもいい、という方がいるわけです。

 でも、「そんな自分では嫌だ!!私はもっと、生きやすく変わりたいんだ!!」と、どうしても思ってしまう皆様。

 おめでとうございます!!!

 そう思うことが、自分を変える、はじめの一歩なんです

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