Script Acting Therapy~脚本演劇心理療法(1)――演劇手法×心理療法

2025年7月14日 13:55

 ものすごいハイペースで、研究を進めている、「Script Acting Therapy」(=「脚本演技心理療法」)。

「あなただけの脚本」は、私があなたのお話を伺って、現段階で生活に支障がある(あなたが一番困っている)と思われる感情や思考にフォーカスした脚本を、私が作成します。

 そして、あなたと私でセリフを読んでいくのですが、ここで重要なのは、「演技力は要らないけれど、感情を込めて声を発する」ということ。

 あなたのお悩みに沿った脚本のセリフを声に出して演じることで、「言いたくても言えなかった本音に、役の力を借りて【会いに行く】」というと、分かりやすいでしょうか。

 この手法が向いている人は次のような方です。

・自分の気持ちを言葉にするのが苦手な人

・その場でいきなり話す、ということに抵抗がある人

・セラピーは受けたいけれど、「話すだけ」のセラピー(例えば、カウンセラーがただ聴いていくだけの心理カウンセリングなど)に効果を期待していない人

・役に入り込むことで、素直になれるタイプの人
                         など    

 もちろん、脚本に書いていないセリフを言いたくなったら、言っていただいて構いません。
 セラピストがそのときどきで、対応していきます。

 これは1対1のセッションになりますので、感情に集中でき、セラピーを行う上で一番大切な「安全な場」が保たれる、という利点があります。

 では、なぜ、この「Script Acting Therapy」(演劇手法と心理療法の組み合わせ)をしようと思ったの?

 と言う問いについては、次回から、お話していこうと思います。

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